草津市議会議員 宇野ふさ子
宇野ふさ子のブログ ふさ子日記
日々の活動を記録しています
議会の記録
市議会報告 平成21年3月定例会 一般質問
私が所属しています市民派クラブに、中立の副議長が居られ質問はされませんし、今回は代表質問に奥村代表が登壇され、後の3人の議員が持ち時間の調整をし、今回は久しぶりの45分をいただきました。
再質問を要領得てするだけの、豊富な知識と余裕、度量が不足で何回立っても反省と消化不良ですが、通告に沿いまして、時間内質問に努めさせていただきたいと思います。
審議会の見直しと総括
宇野 20年5月議会、一般質問しました不透明な審議会の見直しについては、今までは各担当で検討されてきました。総括する機関が無かった事で、私の質問の後、形骸化を避けるため総務の方で取りまとめに入っていただく事になりました。まだ検討中ということですが、検討の内容など含めて進捗状況をお尋ねします。   
答弁 市が設置している審議会等について把握する必要があることから、20年9月調査を行った。設置根拠となる法律や条令、要綱など、審議会等が所掌する事務内容、委員の構成、会議の傍聴の可否、会議結果の公表の実施に関する事項等である。
不透明感を払拭するために、市民委員の参画と会議の公開という方法が考えられるが、すべてについて好ましいとは言えない場合がある。
法律で委員構成が規定されているものは市の裁量が入れない、個人情報を扱う会議は公開できない場合がある。
透明性向上に向けた検討に当たり、分類化し市民の参画、会議公開、会議結果公表の3つの指標の視点で見直し方向性を示し、審議会の所管課で、最終見直し案を検討中。
出来るだけ早く見直し案を公表し、審議会の内部の検討をし、透明性向上に努める。
宇野 公表は何時頃の見通しですか。
各課の意見を3月いっぱいにまとめて、総務で審議し夏頃になるかもしれない。
今まではHPの情報公開の審議会は見つけにくかったのです。
すでに終了した物が先に出ていましたが、ホームページの更新をされて少し見やすくなっています。しかしながら一ヶ月とか、一週間を表に表すなど更に見やすく、画面を出しやすい工夫が欲しいのです。もう少し時間をと言われていますが、早急に更新される事をお願いしたいところです。何時頃になりますか。
今はインターネットで情報を得やすくなっていますが、紙媒体でなければの方が多い。このような方への情報公開はどうするか。
答弁 市の更なるHPの更新は既にトップページの見出しは改善をした。
審議会等の会議ごとの情報を見やすくするために、年度内を目途に改修を行う予定。
宇野 今はインターネット時代であるが、紙媒体でなければ情報を得る事が出来ない人にはどのような方法を考えているのか。
答弁 速報性で難しい。審議会ではその都度決める会議は速報性には妙案が見つからない。一般新聞に掲載は取り扱いに問題ある。良い知恵があれば教えて欲しい。答弁であって答弁になっていない、申しわけない。
宇野 良い知恵が無いので尋ねたのです。
透明、公平性の実施には市民公開が原則ですが、傍聴に来ていただく人は少数です。市民との協働の観点から、審議会等、他の委員会の、委員の選出について公募等、市民参画を増やすこと、第三者となる人の参加を増やす事が要であると考えます。審議会等の委員の重複があり、把握されていますか。   
答弁 委員の重複者の把握の現時点では把握できていない。
宇野 各種団体からお見えになると自分の団体の仕事もあり庁内の委員会の会議で負担が大きく自分の団体で持ち帰っているか、個人の意見が見え隠れしているように受ける、違った発想が少なく、団体長では男性が多く女性の参画が少なくなっている。構成員の改革はどのように考えるか。   
答弁 各所管が、公募や、内容に精通した方を選んでいる。見直しの中で、市民委員の増、重複委嘱に一定のガイドラインを設ける事を検討し、市民参画の充実に務める。
宇野 新規事業には計画策定の委員会、検討委員会、審議会、懇話会、などが設けられますが、作る過程を重視し、必ずしも急ぐことなく協働を進めることに意義が有ると思います。2月23日の総合計画策定懇話会の傍聴の折に 欠席の学識者が書面で提出されていましたが、公開が原則で知識を披露させるだけに終わらせないようと言われていますし、他の審議会等の委員会に関わった市民の方からも、同じ意味合いの事を聞きますが形骸化を避けることの意味と思いますが、これらの言葉をどのように感じられますか。   
答弁 単に学識経験者が知識を披露されるだけの場であってはならないと感じている。学識者と委員がそれぞれの立場の意見を施策をいかにかすかが大事。審議会の形骸化を防ぐために公開と会議結果公表を更に進める。
宇野 マニュフェスト遂行は市民にとっては約束ですから勿論ですが、マニュフェストの実践を進めるあまり、視野が狭くならないように、幅広く今の社会の経済状況を見る必要があり柔軟な対応が出来る変更のための英断がいるのではないかと考えます。
既に前倒しの物などは時期の変更であり、事業内容の計画そのものを変更している物は市民に 政策 計画 検討の過程を説明を十分果たすことが求められると思います。
今この時期には、税金のより有効な執行へマニュフェストを検討する事業項目はありますか。   
答弁 有効な執行に向けて実行計画としてロードマップを取りまとめ実現に取り組んでいる。財政状況をはじめ、国、県の動向、市民のニーズ等環境の影響を見極め取り組む必要がある。
いくつかの事業について市民の声、現場の声を反映する必要があると判断し、21年度も継続検討するところがある。ロードマップの内容に変更が生じる時には検討経過内容等を、議会や市民に公表説明責任を果たすことを考えている。
宇野 検討をする、対話重視と再三聞くが、だからどういう方法で市民の意見を取り上げていくのかを聞きたい。   
答弁 昨年8月にロードマップとしてとりまとめをした。市民にできる物を明らかにし、市民の声を求めている所。予算についてはロードマップとの連動性も公表し市民の方に声をもとめている。
人権問題解決と啓発
宇野 草津市が平成20年は平和宣言をしてから20周年にあたり、又、人権教育のための国連10年草津市行動計画の最終年度を迎える21年度は総括を行い、人権擁護に関する基本方針の改定を行おうとされています。
草津市内で、人権侵害に当たる事案が生じた時、報告を受けた後、市長部局や教育委員会での、対応はどのようにされていますか。   
答弁 人権侵害に当たる事案が生じた時の対応は、人権侵害事象が発生の場合に全職員が「差別事象対応マニュアル」を作成し全庁的に周知徹底に努める。
差別事象を分析し、被害者側の思いを一義とし啓発を考え侵害に対する見解をまとめ再発防止を含め差別を許さない体制を作る。
市民に対しては「市人権擁護に関する条例」前文の主旨を目指し解消に向けて啓発を行っている。町内会、事業所、などにおいても学習を行っていただいている。
教育委員会でも人権侵害自称が発生した時には校園長会を臨時に開催し事実の周知を市、職員の研修を行っている。平常時にも、人権学習推進計画に基づき人権意識を育てている。
宇野 今の答弁は今までやってきたことと同じだが、事案が出た時の後の対応と啓発をお聞きしたい。   
答弁 事象が出た時は行政と対象の方々と見解ということでとりまとめる。市民へ啓発のあり方を検討し周知啓発をする。
宇野 人権教育のための国連10年草津市行動計画<重要課題への対応>の項目があるが、人権教育の推進に当っては、すべての人々を対象に取り組みを進める必要がありますが、とりわけ人権に関わりの深い特定の職業に従事する者、つまり市行政職員、教員・社会教育関係職員、福祉関係職員、市議会議員、医療関係者に対して、職員研修等を通じて人権教育を推進します。
この辺の事を考えてはどのように対応するのか。
答弁 市のほうで一定の方向付けを整理し、周知啓発しその後に市民に啓発をする手順をしている。
宇野 端的に答えだけで宜しいが、今検討中とか課題がある物はあるかないか。
事案はあるかないかだけでよい。   
答弁 課題はある。
宇野 的確に人権に関わる事であるから対応していただき市民総揚げで解決に向けて啓発できる草津になれると良いと思うので、対処をお願いしたい。   
学校教育について
宇野 行政側は市長がトップであり21年度の施政方針を開会時に述べられました。

教育委員会は独立行政機関としながら財源は国、県、市、からの枠内での教育に総意工夫に苦慮されている節をうかがえるような答弁を先の議会の私の質問時にされていました。又、代表質問時にも応えておられます。

国では文科省は内閣の一員である文部大臣の指揮監督で政治統制の下にあり、国には独立した教育委員会はありません。その指導がどうして政治的中立なのかと思います。地方自治体には直接議員が教育委員会のメンバーにはおりません。
戦後教育の民主化で独立機関になっていますものの、市長が任命権者となっています。
首長は教育に踏み込まないとしながら、人づくりは教育である事を大抵の市長は掲げています。 条例の施行と設備の管理や投資は行い、教育委員会は予算要求をし、財源には権限の無い機関で独立した運営を行う事には疑問でありますし、課題があるように感じています。

過日の公会計セミナーでは構成比の前年対20パーセント台では甘いといわれたように記憶しています。全体から見る構成比10.4パーセントと示されて一定の評価に値すると思われますが、前倒しの耐震改修などにかかる予算で数字が大きくなり、新規の市費教員増の物はありますものの、現場が要求する実質教育にかかる予算はまだ不足と思われます。
 
他市の数字

構成比昨年対比
湖南市20.422.4
野洲市16.8△10.05
大津9.91.05
守山11.8△0.9

学校現場の教師の希望を聞くことはどのようにしているのか。
校内LANや教師用PCの設置は市長部局が予算をつけ管理は現場になるのでしょうけれど、今の設置に関して教師は知らなかったと言われていますが、現場から要求はされていたのか本当に必要な物に税金を使うことが、有効な事と思います。
この件を含め現場の声を聞く経緯はどのようになっていますか伺います。
答弁 個々の教職員は学校組織の一員であるので、責任者の校長からの要望報告に基づいている。校長会や職員団体からも要望が出るので、話し合いを持ち予算措置を図る対応を努めている。
宇野 管理職だけでなく、職員の希望はどんな風にして聞き取っているのか。   
答弁 学校組織として校長から文書や口頭で伺っている。校務情報化や、迅速化とともに、子どもの視覚に訴える授業が出来、黒板への書き込みがなくなり、教師が子ども達の方をむいて授業ができるメリットがある。教師の事務負担の軽減にかねてよりITの要望があり今般経済対策の一環として、主体的に行われ現場の教職員の声が反映されたものと捉えている。
宇野 先生方と管理職とのパイプが詰まらない良好な関係でこどもにかかわってもらいたい。
教育振興基本計画策定費350万が掲げてあり、その中の文面に、市が独自に抱える課題とあるのは何を指すのですか(予算概要の16ページ)。   
答弁 おおむね10年間を通じて目指すべき教育の姿と、今後の5年間に取り組むべき教育施策を総合的に示すものである。
学識経験者や関係団体等からなる策定委員会や、庁内プロジェクトチームを設置し、総合計画との整合性も図りながら進める予定である。
子どもを取り巻く環境が大きく変化している今日、教育力の低下、子どもの課題も多岐に渡り、委員会等の議論を通じて明らかにしていく事になるので、ご理解賜りたい。
宇野 道徳資料を使って週1限45分 年間32時間行われると言われているが草津ならではの徳育とは何を意味するのか。
学校ごとで、選定すると言う事ですが、見本を取り寄せ最も良いものといわれる本は今いくつかの予定はあるか。   
答弁 草津ならではの徳育だが、徳育とは、道徳心のある、情操豊かな人間性を養う教育、善悪の判断をし、情感豊かな心を養う教育で、学校教育で、自分自身に関すること、集団や、社会との関わりに関することを重点的に指導する。
社会生活のルールや基本的なモラルの判断をする力を指導する。
道徳資料の選定は各校で、見本を取り寄せ選定する。地域の実態に応じた資料を選ぶ指導をしている。
宇野 今の答弁では草津ならではの徳育かどうかと思うが・・・。
その資料を私たちは見ることは何時何処で。   
答弁 各校で教科書のように選定基準が無いので。
現場がどのようなものを選定するかによって、開示させていただく。
宇野 中学校の校則は運用によって生徒に与える影響は大きいですが生徒指導に使われているのですか。草津中学校だけであるが見せて貰っている。手帳の運用はどのような事になっているのか。   
答弁 多感な時期の子ども達の学校生活、家庭生活を送るルールや、マナーを始め、通学途中の注意事項等について各校ごとに記載し、指導をしている。社会生活規範意識の醸成に向けて自分を見つめなおす指導をしている。
宇野 部活に、ユニホームがいるか、行き過ぎの指導はないのかの保護者の声があると学校教育課から聞きましたが、ユニホームを必要ないとする保護者の考え方に対して、どのように受けて、何を考えられましたか。   
答弁 今年の問い合わせは無いが、競技によって個人用のユニフォームが必要な部活は保護者にご理解を得て購入して貰っている。
宇野 携帯電話やインターネットによるいじめは無いかと、学校教育課へ尋ねましたところ、小1から高学年中学校で、内容は同じで言葉を変えて、嫌な思いをしたかどうか調査を1月末文科省からの方針の調査施行をしていると聞きました。
持ち込み禁止通達があるとのことでした。調査の内いじめの内容はどのようなものですか。   
答弁 今月上旬にしない小学校1年から中学校3年生を対象にアンケートを行った。「携帯電話のやり取りで、嫌な思いをした事が無いか」で、嫌な思いをした子どもは小学生で、10.7パーセント、中学生で23.4パーセントでした。主に誹謗中傷やなりすまし、迷惑チェーンメールなどがある。
宇野 先日の青少年育成会議の研修のワークに入らせて貰って、子どものメールが3分来ないと無視されるとか言われているが、顔見て目を見て、感情的な話が出来る関係が大事。学校家庭地域で子どもへの声かけが必要であると思うので、指導を願いたい。

性虐待の報告事実は無いか。
いじめや性暴力は犯罪であると言う認識が重要ですが、事案ごとに違うと思いますが、解決をどのようにされていますか。
答弁 プライバシーの保護観点から種別の状況はいえないが虐待事案の解決に向け関係機関で情報を共有し改善を図っている。   
宇野 犯罪意識を持っているかいないかが大事である。ただのふざけでは無いということが大人も 子どもも理解できなければ防ぐ事は不可能であるからよろしくお願いしたい。

親・保護者の声にはどのようなものがあるかの過日次のような事の説明を貰っています。
・いじめでは、言葉・落書き・暴力によるもの
・怪我の対応では、補償のこと
・勉強について、理解しやすくして欲しい
・特別支援学級へ行くかどうかについて
これ以外に深刻なものは無かったか。
答弁 保護者の意見は、幼稚園、学校における幼児・児童・生徒への支援や指導のあり方について苦情はあった。個々対応し改善に向けて弁護士が入っている問題サポートチィーム等の連携を図っている。
宇野 テレビで子どもが自殺をすると「何もいじめはありませんでした。」という見解を記者団の前で言っていても最後にはありましたという場面を見るので事実を確認する事は重要な事である。事実確認をし解決に向け動いて貰いたい。
なぜ、直接担任に申し出しないで教育委員会へ言うのかこれに関してどう思われるか。   
答弁 子どもが学校にいるので、直接言いにくいことがあったりするなのかな。日頃の子どもを把握してもらい適切に対処し早く連絡してもらい対応をしていく。
宇野 今の親は私たちの子どもの年齢かと思う。その親である保護者が理不尽な事を言う事を聞くが、かつて、PTAで関わり学校教育と地域で、育て上げた子どもたちが今この姿である。決して学校が悪い、親が悪いではなくその背景で出てきた結果である。
教育は後になって現れるので、地域教育も含め皆が責任を持って育てていかなくては成らない。今の人を見て反省を持っている。これからは子どもたちに声かけをして行きたい。

地域協働合校について
思案は教育委員会生涯学習課で行う委託事業であり、公民館・小学校・中学校・幼稚園 がかかわって、事務局は市民センター〔公民館〕でコーディネーターは公民館担当者であります。
まちづくり協議会指針がまちづくり課から出ました。地域によって違うようですが公民館機能と市民センターの中で、協働協働合校は行政がかかわり位置づけはどのようになりますか。まちづくり課のまちづくり協議会と教育委員会の地域協働合校の関係は、どうなるのか、又、今後どのようにされるのかをお尋ねします。  
答弁 地域教育力の向上や、学習交流のまちづくりに寄与している。
まちづくりを進めるために策定された「草津市協働まちづくり指針」では幅広い分野で連携し協力する「協働」のもと、まちづくりを進めようとしている。この取り組みはこの一部に包括されるものと考えている。
宇野 まちづくり協議会を施行される時に、地域では今までは受身で来ていたが、今は主導的に当たるかもしれないが、今後まちづくり協議会が自立していくには、皆が研鑽を積まねばならない。意見が言いやすくなる事と。話し合える市民センターであって欲しい。行政主導になれて事務局がおんぶに抱っこにならないで、その中でうまくかみ合って地域協働学校が出来ることを望んでいる。今、自治会や、他でも、総会があるが意見が違うもののいいやすい社会、意見の違いが人格否定にならない総会ができることを期待する。
スムースに終わる総会ではなく話し合いを重ねていく事が議会も同じ、何処でも対話重視した街づくりができることが大事である。

まちづくり課と教育委員会 公民館は教育委員会の管轄から行政に以降は、市民の教育も独立性を重視して、教育委員会に力点を置いていくものと思うが、これからは行政と市民が対等になり、まちをつくるためには地域が自立し、受身に慣れている活動から脱却して積極的な関わりが必要です。
市民センターが、住民をリードする余り行政主導になっては方向が何処の地域も同じに成りかねませんし、社会づくりには好ましくありません。多様な意見があってこそ練り上げられたものができると思っています。そのためには、意見が言いやすい事、話し合える事が重要です。最今、知らないうちに、人と同じでなければ浮いてしまうのではないか思われて、意見を言わないし、行動しないと言う人が増えてきています。個人主義ではないのでしょうけれど、これが進んできますと社会の流れが、危険な方向につながりかねませんから、互いに違う意見が言えるご近所さんで付き合える関係が良いと思います。その様な環境で子どもが育てられるように、市民の皆さんとご一緒に活動をして行きたいと思います。
草津市議会議員 宇野 房子 [住所] 滋賀県草津市矢倉1−2−45
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