草津市議会議員 宇野ふさ子
宇野ふさ子のブログ ふさ子日記
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議会の記録
市議会報告 平成30年6月定例会 一般質問
市民派クラブの宇野房子でございます。
本日最後、みなさんお疲れのことと思いますけれども、あと私一人ご辛抱願いまして明確なご答弁をお願いいたしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
通告に従いまして進めさせていただきます。
児童生徒の安全安心の確保について
宇野 ●教育現場に警察が入るときはどのような時か
児童生徒にとっては毎日の学校生活が楽しくて、また明日も学校へ行きたいと感じる学校環境である事が望ましいものと考えます。
楽しいはずの通学がいろんな要因で嫌になり、登校ができなくなったり、人との関係が苦手となる児童生徒もいるでしょう。
それでは毎日の生活時間が大変不幸なことではないでしょうか。
元気に家を出て、元気に帰宅できる日常が保護者にとって一定の安堵を持つことができるのではないでしょうか。
今回の質問では現在の草津市の学校施設と児童生徒の安全安心の確保について多面的に伺います。
先に質問されたご答弁もございましたが、ちょっと角度を変えて質問をさせていただきたいのでよろしくお願いいたします。

本来学校は安全であるはずなのですが、大阪教育大学付属池田小学校の事件後に、文科省では「幼児児童生徒の安全確保及び学校の安全管理に関する緊急対策例」を各都道府県教育委員会へ通知しました。
あわせて安全対策として実施する監視カメラや非常通報装置の設置などに関する経費についての地方交付税措置など財政措置が講じられています。
外部からの来訪者や不法侵入者が直ぐに入れないよう門扉を閉めるなど、児童生徒が学校にいる時間帯は開放をしていない状況です。
仮にも危機と隣り合わせであるような環境では、子どもらにとっては楽しいはずの場所がややもすれば不都合な場所となります。
学校現場では、いろんな事象が起きても教育の観点から指導するのが本来ですが、時として、警察が入らなくてはならない場合があります。それはどのような時があるでしょうか。
竹村
教育
部長
学校現場に警察が立ち入る場合と致しましては、例えば、学校に不審者が侵入した場合、学校敷地内に危険物が仕掛けられたとの情報が入った場合、学校の周辺で事件が発生し登下校に注意喚起を促す必要がある場合などが考えられます。
また、本市では、各小中学校に、いち早く「110番」通報を行うことができる警察への緊急通報装置を設置しており、児童生徒の安全確保に努めているところでございます。
宇野 ただいま答弁にございました不審者が入った時には、警察に通報するということでございますけれども、この不審者が学校へ入った時には誰が判断してすぐにどの場から警察へ通報するのでしょうか。また、学校内での共通の合い言葉というのがあるのでしょうかお伺いいたします。
中瀬
教育部
理事
誠に申し訳ございません。市内共通とは現在なってございません。
ただ放送の内容につきましては、先ほど言いましたように低学年の児童でも分かる内容となっておりまして、そういう風なところにつきまして議員さんからご指摘もいただきましたので検討させていただきたいと思います。
宇野 それは時々訓練といいますか、確認を児童生徒になさっているのでしょうか。
中瀬
教育部
理事
それにつきましてはその通りございます。
1年間の間に何回か必ず各小中学校では訓練をされているということでございます。
宇野 ●学校施設と登下校時の安全対策について
事件・事故の要因となる際の危機の早期発見と、それらの除去を速やかにしなくてはなりません。
そのためには、学校施設の日常における校内の安全対策と児童生徒の登下校時の安全対策について現在の取り組みについて伺います。
竹村
教育
部長
学校施設におきます校内の安全対策につきましては、「さすまた」・「ネット銃」の配備、警察への「緊急通報装置」の設置、24時間体制の機械警備、防犯カメラの設置や校門の施錠などの整備を行うとともに、不審者侵入に備えた危機管理マニュアルの作成や警察官等の指導による年3回程度の校内訓練等に取り組んでおります。
併せて、学校における防犯指導では、危険予測、危険回避能力を育む指導を日常的に行っており、防犯ブザーの貸与や不審者情報等のメール配信なども含め、子どもの安全・安心の確保に努めているところでございます。
次に、登下校時の安全対策につきましては、警察OBの「スクールガード・リーダー」によります交通安全や不審者対策等の学校への巡回指導や、保護者や地域のボランティアの方々の「スクールガード」による登下校時の見守り活動を推進しております。
また、平成24年度からは、教育委員会や学校、道路管理者、警察等の関係機関が通学路の安全点検を行う合同点検を定期的に実施し、平成26年度には「草津市通学路交通安全対策実施プログラム」を策定し、関係機関と連携した、必要な安全対策を進めているところでもございます。
宇野 先の質問のお答えも入っていたように思いますので、一つずつ今ご答弁いただいた中で気になるところで質問させていただきます。
ただ今ブザーの“貸与”とおっしゃっていただきましたが、これ貸与でよろしいんでしょうか確認をさせてください。
竹村
教育
部長
はい、一応貸与という形をとらせていただいております。
宇野 そうしますと、「草津市学校安全対策の取り組み」というのでは2018年3月22日の草津市のHPに携帯用防犯ブザー配布、目的、この中には書いてございますのですが、平成15年度からは、小中校入学時に対しては配布しているということになっており、平成13年7月には貸与して、その後配布に変わったという風に書いていますが、これはいかがなのでしょうか確認させてください。
竹村
教育
部長
小学校1年生に入学されましたら貸与させていただきまして、ずっとお持ちいただきます。
本来回収も考えられるのですが、回収せずに中学校まで持っていただいて、そのまま渡しきりという形となっている。
宇野 それは貸与というのでしょうか。 貸与というのは返してもらうのではないんでしょうか。私認識不足なんですがお伺いいたします。
竹村
教育
部長
実質的には配布という形になってございます。
宇野 先ほど24時間カメラとおっしゃっていただきました。中村議員の質問の時には学校には52台ですか設置をおっしゃっていただいたのですが、学校は小学校14、中学校6つあるんですよね、そこに52台というのはどういう風な機能でつけられているのか、門扉のところにただ誰が入ってくるのか見えるだけなのか、それとも門扉のところにおいて、ある程度子どもたちが動くところが見えるものなのかお尋ねいたします。
竹村
教育
部長
教育委員会の各学校についている防犯カメラでございますので、私の方で対応させていただきます。
小学校は、14校でございますが19台、ダミーが4台の計23台つけてございます。また、中学校には27台、ダミーが2台計29台、合計52台でございます。
各校ですが基本的にはそれぞれ正門入口に1台ずつ設置をしていますが、学校によって施設によりまして敷地がフェンス等で囲いきれない物理的な状況の学校もございますので、そういったところには複数台設置しているところです。また、中学校では裏門も含めましてそれぞれ設置しているところです。
宇野 さらにお尋ねいたしますが登下校時は、学校管理下のものと考えるのでしょうか,校門出たら保護者の管轄下になるものか、そこら辺はどうなのでしょう。
保険の対象は学校管理下というのをパンフレットをいただいたのですが、そこはどういう風に考えたらいいのでしょうか。
中瀬
教育部
理事
一応学校管理下と申しますのは、基本的には学校敷地内で起こったことを指しておりますが、今ご指摘いただいた登下校時につきましては、なかなか境界が難しいところがございますが、いわゆる交通事故等に通学途上であった場合についてはスポーツ振興センター等の保険対象となってございますので、その意味からすると、登下校時も学校管理下であるという理解はできるかと思いますが、ただ、保護者のみなさまには登下校時の通学については「御家庭もやはり関心を持って安全に努めてください」という風なことはもちろん言わさしていただいているところでございます。
宇野 年3回の職員さんの訓練があるとお答えをいただきましたが、ネット銃、刺すまた、これネット銃は携帯という風には書いていたのですが、どこかに置いているのか、それとも先生方各学年ですぐに使いやすいような状態になっているのでしょうか。
中瀬
教育部
理事
ネット銃につきましては、各学校にそんなにたくさん配置されているものではございません。たぶん一つないし2丁くらいしかないので、ほぼ職員室で管理されているものと理解しています。
宇野 あってはならないことですので、想定外のことが起こらないと思いますけれども、今の時代何が起きるかもしれませんので十分備えをしていただきたいと思います。
学校と警察とこの質問前にはヒアリングに入らせていただきました。
学校では管理職の先生が「時間が空いていたら学校内を回っていますよ」というのと「職員室の手の空いている先生も時には一緒に回ります」ということをお聞きしました。小学校では絶対残っている先生はなくて、中学校は教科担任ですから、バラバラ残っていることもあるのでそして巡回ができますということですが、間に合わせのような管理体制よりも予算措置して、何らかの対応が必要ではないかなと今の時代には思うのですが、その辺の見解はいかがなものでしょうか。
中瀬
教育部
理事
もちろん今ご指摘いただきましたように、不審者対策の観点から、いわゆる授業中の校舎内を教師が巡回するという風なことについては必要ではあると思いますが、今小学校ではなかなか職員室に空きの先生がいないという風なお話でしたが、今一方で授業改善という風な取り組みを進めるなかで校長・教頭あるいは教務主任そういう風な、いわゆる教師も授業中いろいろ授業を見てまわって、あるいは子どもの様子を見たりという風なことを進めておりますので、それが先ほどご指摘ただいた一方では不審者対策につながっておるのかなという風に思います。そういう風な視点から言いますと、できる限り学校では取り組みをしていると思っているところでございます。
宇野 それについての予算要求とかその辺は考えていらっしゃらないのでしょうか。
竹村
教育
部長
今の段階では考えていないところでございます。
宇野 ●新潟の女児事件後の見解と事件防止について
平成18年6月に文科省では「子どもを非行や犯罪被害から守るための対策に関する関係省庁プロジェクトチーム」において「子ども安全・安心加速化プラン」が取りまとめられました。
全国の中でもニュースに出ないものがあるかもしれません。過日新潟の小学2年生の児童が殺害され遺棄された事件が起きました。
容疑者が捕まった今も関係者は遅い時間までの対応をするようになったのではないでしょうか。
新潟の事件を受け、大津北署では登下校の安全をどう守るのか緊急の連絡会議をされたことをびわ湖放送で知りましたが課題が残されています。
この事件後に登下校の防犯についてどのような見解を持たれましたか、そして事件防止に向けて実践されたことはありましたか。
竹村
教育
部長
登下校時の防犯対策への見解につきましては、新潟市や甲賀市で、通学路上の事件、事故が相次ぎましたことから、本市においても安全対策についての再点検が必要であると考え、既に次のような対応を行っているところであります。 事件後に開催した教頭研修会におきまして、改めて児童生徒への安全指導について徹底いたしますとともに、校内の防犯カメラ等の点検を実施しております。
また、道路、河川、農業用水路等の施設担当課に加え、危機管理やまちづくりの担当課も交えた「通学路安全対策確認会議」を開催し、これまでの安全対策についての現在の取組状況や意見交換、今後の取組等についても協議を行ったところでございます。
この会議の中で、課題として挙がってまいりましたのは、誘拐や傷害などの犯罪被害防止や防災の対策について通学路という視点でのとらえ方が薄いのではないかということでした。今後、学校、家庭、地域、関係機関が連携した取組を継続するとともに、交通安全・防犯・防災を一体としたより一層緊密な連携を行うことを確認したところでございます。
宇野 ●集団登下校の評価と課題
集団登下校は全国的に多いようですが、集団登下校をしない都市もあります。
草津市の集団登下校はいつから始まったのか、その目的と効果はどのように見えていますか。
登下校について安全・安心確保の評価と課題があるとするならそれは何であると考えられますか。
竹村
教育
部長
草津市での集団登下校がいつから始まったのかは調査しましたが定かではありませんでした。全国的には昭和30年代に交通安全への配慮から始まり、昭和43年には、当時の文部省から集団登下校に係る留意事項について通知がなされております。
その目的や効果は、通学の安全確保に留まらず、集団行動の訓練や防犯対策としても有効であると考えております。
また、登下校時の安全・安心確保の評価についてでございますが、本市では、これまでから全国で発生する事故や事件を注視しながら、登下校時の安全対策の強化に努めてまいりました。集団登下校や防犯ブザーの配布、不審者情報メールの配信、通学路の整備、スクールガードによる見守り活動や子ども110番の看板掲示など、学校や家庭、地域、関係機関の連携のもと、着実に取組を進めてきているものと考えております。
課題を申し上げれば、子どもたちを見守る社会の温かい目は、多ければ多いに越したことはございません。
引き続き、行政、学校、家庭、地域、関係機関が連携を深め、対策を講じていく必要があると考えております。
宇野 ただいま子ども110番の家というお言葉がございましたが、この110番の家は、校長なりPTAから依頼をされていると思うのですが、このマニュアルを見せていただきましたが、これを子どもにどのように周知をされているのか、また子どもさんが駆け込みにくいという声もお聞きいたしておりますが、日ごろから声かけて、子ども110番のご家族さんとの顔見知りができるといいのですが、そこら辺の飛び込んだ時のマニュアル、110番の家の方々のマニュアル、初めに手を挙げてから表に表示してあるだけであまり意識がないかもしれませんけれど、飛び込んできた場合にはまずどういう風にされるのか確認をさせていただきたいと思います。
中瀬
教育部
理事
まず、子どもたちに、110番の家の場所をどのように教えているかということでございますが、小学校では1〜2年生の生活科の学習の中で分断ごとにまち探検を行ったり、あるいは地域の防犯マップを作製したりそのような中で、110番の家を確認しています。
又、毎年の分団集会において危険個所についての確認を繰り返し行い、子ども110番の家は危険が生じたときに、逃げ込む場所として確認をしているということです。
なおそのマニュアルということにつきましては、例えば教育委員会の子どもに対して特にはございませんが、ただ、今おっしゃっているのは子ども110番の家にどのように駆け込むかという風なお話のように受け取りましたが、それであれば、子どもたちには危険を感じた時には迷わずその旗のある家に入りなさい、またはその近くで声を出しなさいと繰り返し指導を行っているところでございます。
宇野 今資料をプリントアウトしたものがないのですが、子ども110番のお家は入ってきた時にはまず、トイレに行きたいのか、体が悪いのかそれとも不審者に追いかけられたとかいろんなことを、お尋ねになる手順が書いてございました。でその時に不幸なことに性的なことを受けた場合に、どのように聞き出したらいいのか、それを私は一番に案じました、なので性犯罪に対してきちんと認識できない子どもさんもいらっしゃるかもしれないのですけれども、ここら辺はどういう風に対応をしたらいいのかお伺いをいたしたいと思います。
竹村
教育
部長
ちょっと今資料を手持ち合わせておりませんので、後程答弁させていただきたいと思います。
宇野 じゃぁ後程お願いいたします。
まち探検というご答弁いただきました。その時に防犯マップを子どもの目線でお作りになると思うのですが、学区ごとの防犯マップを見ますと、更新の時期が23・24・25・26・27とこれくらい差が学区毎にございますので、やはり新しいものができたらすぐにUPしていただけると、よくわかるかなという感想を持ちましたのでよろしくお願いをいたします。

●児童生徒の防犯指導について
児童生徒が自他の命を尊重し、日常生活における安全確保ができるために子ども自身が危険を予測出来て、回避できる力を養えるよう実践的な指導が要るのではないでしょうか。
学校において児童生徒の防犯指導についてはどのようなことをされていますか。
中瀬
教育部
理事
学校における児童生徒の防犯指導につきましては、市内全小中学校において、普段の生活指導の中で、「知らない人についていかない」や「地域で危険に出会ったら、子ども110番の家に逃げ込む」などの指導を行っており、とりわけ不審者の情報を入手した際には、注意喚起とともに、未然防止や対応方法について繰り返し指導を行っております。
また、日頃の指導に加えて、警察と連携しての不審者対応の避難訓練や、スクールガード・リーダーによる防犯教室の実施により、児童生徒が自分で自分の身を守る力を高めるように取り組んでいるところでございます。
宇野 命を大事にすることはいろんな場面でご指導されていると思います。命が生まれる、育てる、守るこれは一番のことだと思っておりますが、いろんな事件が思わぬところで起きて報道にもいろいろございます、小さなものは出てないかもしれません。
新潟のような残酷なことがでてまいりますと、子どもを持つ親だけではなく、みな日本中がやはりこれはおかしいと思います。そういう犯罪が起きるのはなぜかというとやはり、教育にかかっているのではないかと思います。育つ家庭の中でそう言った状況に追い込まれる方もいらっしゃるかもしれませんが、学校ではどういう風にどういいましょうか、命を大事にするという部分とそれから、これはしたらあかんのですよという部分は、どんな場でどのように教えていらっしゃるのか再確認させていただきます。
中瀬
教育部
理事
命の大切さにつきましては、当然あらゆる教育活動の中で子どもたちに学校で教えてございます。とりわけ道徳の時間や、例えば特設の人権学習とか、そういう風な時間でありますとかの中では当然テーマを絞って教えています。また多くの小学校で、妊婦さん、あるいは乳幼児を持たれたお母さんに学校に来ていただいて、小さな命ここから育ててきてもらったんだというふうな授業もしておりますし、そういうことで言いますと、小中合わせていいますとあらゆる発達段階で、それに応じた指導をしているといえると思います。
宇野 登下校の最中に残念にも集団で歩いているところに車が突っ込んで一人だったら数少ない犠牲者であっても、長い列に突っ込んだがためにということもございますので、この集団登下校がどうなのかというところの判断が難しいのですけれど、登下校の道を決めるのはおそらくPTA側と相談されると思うのですが、必ずや交通事故ばっかりではなくて、人が通るのはこの道はどうなのという寂しい道があるかと思いますので、時代によってその状況によって登下校の道の判断や見直しは変わってくると思います。
そして保護者が立つ、また地域の方が見守りに立っていただいておりますけれども、それが果たして子どもたちの自立にはどうなのかと、学校まで送るPTAさんもあれば、横断歩道に立って最終の分団が行ったらお帰りになるという、いろいろな学校もございましたので、子どもたちが集団で行くことに対して、メリット・デメリットはどういう風な目でご覧になっていらっしゃるのでしょうかお伺いいたします。
中瀬
教育部
理事
集団登下校についきましては、私もすべての国を知っているわけではございませんが、アメリカや中国ではない制度だそうです。ですからほかの国の人から見ると子どもが自分たちだけで登校する姿が珍しく映るという風なことを聞いたことがあります。
そういう風な面で非常に先ほど議員からもおっしゃいました通り、子どもたちの自立心をはぐくむとか上級生が下級生の面倒を見るとかそういう風な面では非常に効果がある、またはこれからも続けていくべき値打ちのあるものと判断する一方で、これもご指摘ただいた事故や事件で子どもたちだけで巻き込まれるという可能性はリスクとしてあるという風なことも否めません。そんな中で今の時代に合った形ということになりますと、大人の目を借りていわゆるスクール・ガードとか大人の力を借りながら子どもたちが登下校するという形が今の時代に合った良い形ではないか、こういう風に思っているところです。
宇野 スクール・ガードの件は文科省からも通知が来ていると思いますが、スクール・ガードの養成と研修と、そのリーダーさんに対しての研修はどのようにされているのでしょうかお伺いいたします。
中瀬
教育部
理事
スクール・ガードの方につきましては、地域からボランティアとしてもちろんご協力いただいているというふうなところでございます。スクールガード・リーダーの研修も受けていただき熱心に子どもたちのことを考えていただいておりますが、ボランティアということもあり、必要以上の研修拘束というは、なかなか現実お願いしづらいところもございまして、現状の形を維持していくのが適当であろうかと思ってございます。
宇野 研修をしないのであれば、こういう風なことですよ、こういったことでお願いしますという文書は出ているわけなんですか。こういうことに心がけてください、こういうなので見守ってください、という風なものは出ているのでしょうか。
竹村
教育
部長
県教育委員会がスクール・ガード活動の手引きの冊子を出しておりまして、これを配布させていただいて、その中に目的とか役割、活動の例とかそういったものが上がっておりまして、それを見ていただいて参考にしていただいているところでございます。
宇野 先ほどからボランティアという文言がたくさん出てまいりましたが、草津市では平成30年度学生ボランティア派遣事業の活動の中に、募集を募っておられる活動の中に、学校の安全等にかかる支援ということで、登下校の付き添い、校門のあいさつ運動とか書いてありますけれども、学生さんの公募はございましたでしょうか。
中瀬
教育部
理事
学生ボランティア派遣事業に関しましては、これは学校のニーズに応えるかたちで学生ボランティアを調整させてもらっているところです。
今把握する中では登下校に学生ボランティアを使っていただいているという学校については認識しておりません。
宇野 ●安全対策の関連団体との連携
ボランティアの方々や、どのような団体・機関との先ほどから連携という言葉が出ておりましたが、機関との連携があって その連携の取り組みについて伺います。
連携する中で課題となっている点があるのかどうか、あればその改善点は何なのか伺います。
竹村
教育
部長
ボランティアの方々や各種団体との連携につきまして、例えば、子どもの見守り活動へ参画いただいているスクール・ガードでは、PTAやまちづくり協議会、町内会などの各種団体や、民生委員児童委員や健康推進員のほか、多くの個人の皆様にも御協力いただいておりまして、平成29年度末現在で、約4千人となっております。 課題としてあげますならば、これらボランティアの方々の高齢化がございまして、コミュニティスクールの取組などを通じ、保護者や地域の皆様の御理解・御協力を得ながら、引き続き多くの方にご参加いただきたいと考えております。
宇野 警察の生活安全課でしたっけ間違っていたらごめんなさい、そこでもどこでも高齢化が課題になっていて、見守り隊は、高齢者さんが多くて、警察の課長さんがおっしゃるには、以前いたところへ返ったらまだ同じ方が当番というか見守りに立っていらっしゃったと、10年前にいた方が異動してもまだいらっしゃったと、これが最後だとおしゃる方が多いということで、次の方が育っていかないということで若い方々のボランティアについては、登下校にはなかなか難しいと思うのですが、若い方々をどうすればPTAもそうですが参加していただける、ただ「お願いしますよ、お願いします」だけではたちいかなくなると思うのですが、ここらあたりのご見解はどんなもんなんでしょうかお伺いします。
中瀬
教育部
理事
明快な答えにはならないかもしれませんが、今私どもが頭にある考えとして今年度から、市内すべての小中学校でコミュニティスクールという制度を導入することになりました。校長から学校経営を助けるという意味あいでできた組織ですが、そこでまち協の代表の方であるとかPTAの代表の方であるとかが委員として入っていただいているので、校長の方から学校経営の一つの大きな問題としてそういう風なことがあるという風な提案をしてもらって、その地域の実情に応じていろんな階層の方から意見をもらった中でそういう風なボランティアを募ってもらうという形も一つの方法であろうかと考えてございます。
宇野 ボランティアをしていただくにはその方の心意気というか、使命感というか、子どもたちを守りましょうというそのお気持ちに支えられてやっているわけですから、この間の新潟の事件の時は、たまたま、そこにいつもおられる方がいらっしゃらなかったという報道がありましたが、それが正しいかどうかかわかりませんが、途切れた死角のところであのようなことが起きたと報道をされた記憶がございますので、ボランティアさんには何の責任もないのですが、ボランティアさんを頼っているのはどうなのかと思う節もございますから、なんとか皆で総力を挙げて子どもたちを守りたい、登下校をきちんとしたいところがございます。
先ほど出た中村議員の質問の時にICタグについて出て参りましたが、これは孫は活用しています。負担がかかるとおっしゃったのですが、希望者さんだけでするのか、PTAの中でもこれは取り入れないという学校もあったと聞きますので、話し合いをされたとも聞きますが、検討しますという答弁をされましたが、どういう方向に検討しようとする中身はどんなものなのでしょうか。 他市の事例を見てICタグの検討はどういう方向に持っていくという検討でしょうか。
竹村
教育
部長
中村議員のは保護者負担もございますし、利用するにあたりましては、スマートホン、携帯電話のツールもお持ちいただかねばならない部分もございます。
申し上げましたのは、それと子どもが校門を出たかどうか、そういうことをシステムで把握をしていただいて保護者の方に名簿配信するシステムのように聞いております。そうしたことで、プライバシーのことを気にされる保護者の方がいらっしゃるので、それらも含めて研究をさせていただきたいということで申し上げたところです。
宇野 下校時間を大体この時間ですよとしていても、ずれた場合は校長先生にある学校でお聞きすると、時間が変わったということをまた発信しておられると聞きました。
その作業に時間がかかると思いますので、下校時間を見守り隊、あるいは保護者さんへの通報をどうしたものかなと思いますので、十分にご検討をいただいて下校時の安全安心の確保をしていただきますようお願いをいたしたいと思います。

●青色車両防犯パトロール
一般車両に回転灯を装備することは禁止されていますが、警察から自主防犯パトロールを適正に行うことができることの証明を受けた団体は青色回転灯装備を認められています。この防犯パトロール車のパトロールを開始するまでの流れを確認をさせていただきます。
また、このパトロールは地域の中でどのような効果がある手段でしょうか。
犯罪件数と活動の関係はどのように把握をされているでしょうか。
河邊
危機
管理監
青色回転灯装備車がパトロールを開始するまでの流れでございますが、はじめに、申請の要件としては、地方公共団体や安全活動を目的とする各種団体等である必要がございます。
申請に際しましては、先ず申請者から、各警察署を経由して警察本部長に申請書類を提出いただきます。そこで審査後、証明書等が交付されるとともに、各警察署が実施する講習会を受講する必要があるものでございます。
そして、申請者は、当証明書を添えて、運輸支局等において必要な手続きを経ていただいた後に、青色防犯パトロールを開始していただくことができるものです。
この青色回転灯装備車を用いたパトロール活動は、人目につきやすい点や広範囲を回ることができる点などに利点があるものと考えております。
また、市内の犯罪件数につきましては、平成25年から減少傾向にあり、昨年においても引き続き減少をしております。このことに関して、警察からは、厳密に要因を特定しているものではないとのことですが、自転車盗や特殊詐欺等の犯罪に対する啓発を集中的に実施してきたことによる一つの成果であり、また同様に、青色防犯パトロールに行政や地域が取り組んできたこと等についても、犯罪件数の減少に寄与する一つの要因であるものと考えております。
宇野 犯罪件数が少なくなってきたことは、警察でも伺ってまいりました。平成18年度より青色防犯パトロール車に関する規定が改正されこの手続が簡素化されたとは、草津市のHPに掲載されているのですが、この簡素化されたということは何を表しているのでしょうかお尋ねいたします。
河邊
危機
管理監
手続き的には地域でそういう防犯活動をしているという証明を警察の方に出していただく手続きがございます。後は車検証の方に講習等を受けられてから自主防犯活動自動車用、車検車証に記載を得てから防犯パトロールをする手続きになっています。
宇野 団体さんが申請して車を走らせるのですが、車が団体にないときその団体のメンバー個人のものになるのでしょうか。
河邊
危機
管理監
車につきましてはその団体が所有されている車か、もしくはその団体の個人の車を登録されて、それを青色パトロールとして使われる形になると思います。
宇野 まち協さんも防犯、安全安心対策をされていると思いますが、もしやまち協が車を持っているなら、そのまち協が手を挙げた時にはそこでお使いになってまち協の交付金の中からガソリン代や人を雇ってパトロールしてもらうのは可能なのでしょうか。
まち
づくり
協働部
部長
まちづくり協働部としては可能と考えております。
宇野 市内においてこのパトロール車を使っている団体はどのような団体、どういう目的で集まっていらっしゃる団体があるのでしょうか。
河邊
危機
管理監
市内で登録されている団体は市役所をはじめとして7団体で、そのうち4団体はまち協や自治会等が車両を持っておられます。
宇野 としますと27年度末時点で県内で143団体、567台で実施していると出ているのですが、その割にすると草津市は少ない方かなと思いますが、これに関してのご所見を伺います。
河邊
危機
管理監
草津市における団体は11団体、市内で11台が登録されているが、県内の割合としては少ないと考えています。
宇野 犯罪件数が減っているというからではないのですが、もう少し 増やそうとかそういうお気持ちはございますでしょうか、おこころ積もりは・・
河邊
危機
管理監
青色回転灯パトロールの制度がございますので、まち協とかにお声をかけさせていただきまして、こういうような青色回転灯パトロール活用させていただくようにお話させてもらいたいなと考えています。
宇野 ありがとうございます。今回の質問は児童生徒の安全安心に絞ってさせていただきました。
何分にも毎日事件が起きておりますし、殺人事件もちっちゃなちっちゃな記事になってきて、これはいかがなものかと思っております。
この危険なというか、独り歩きができない悲しい状況だと思っていますので、私も新幹線を使いますがあのような事件もありました、そのようにならないように教育は大事だと思っていますので、良識ある大人に育てていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。本日の私の質問はこれで終わらせていただきます。
草津市議会議員 宇野 房子 [住所] 滋賀県草津市矢倉1−2−45
[e-mail] fusakouno@gmail.com