次に中島一廣議員が登壇し、次の問責決議文(案)の説明を朗読に代えて読み上げられました。
宇野の弁明の許可を図られた後入場し弁明をしました。
再度、宇野の除斥(退場対象)となりました。
弁明の後の討論はなく可決いたしました。
決議第1号
宇野房子議員に対する問責決議(案)
上記の議案を地方自治法(昭和22年法律第67号)第112条および草津市議会会議規則(平成9年草津市議会規則第22号)第14条の規定に基づき、次のとおり提出します。
平成24年10月2日
草津市議会議長 清水 正樹 様
提出者 草津市議会議員 中島 一廣
大脇 正美
木村 辰已
久保 秋雄
伊吹 達郎
西村 隆行
宇野房子議員に対する問責決議(案)
平成24年9月18日開催の定例会本会議における一般質問において、宇野房子議員は、教育委員会が非公開と決定した8月3日の臨時教育委員会において議決された上松前教育委員長の辞職に対する同意に関して質問を行ったが、上松氏が辞任理由とされる「教育委員の軽視や不誠実極まる言動等に不信が募り、教育委員会のこのような体質のもとでは責任を全うできないから辞表を出した」との個人の主張を代弁することに終始した質問を行った。
議会は言論の府であり、住民を代表する議員には、住民の意思を議会に反映させることが要請されていることから十分な発言権が保障されているものである。そういった観点から、議員は、自らの本会議における発言の重さを考え、客観的事実に基づいた発言を行う必要があるにもかかわらず、宇野議員は中立的な立場で一般質問を行うのではなく、調査に基づく事実の確認もないまま、真偽が確かでない事項までをも、安易に、上松氏の言葉のみに真実があるかのごとく質問を展開した。
また、内部通報とコンプライアンスのルールに言及しながら、教育委員会内部の協議の場における未確認発言を検証することなく上松氏の主張のまま引用して個人見解をただすなど、公の問題を論じていてもそれが職務上必要な限度を超えて個人の問題に入っていってはいけないといった趣旨の規定である地方自治法第132条に抵触する発言を行ったことは、議会の品位を大きく損なうものである。
今回の質問は、事情を詳しく知らない人々に、根拠なく草津市教育委員会に対する不信感を持たせると同時に、草津市全体の評価や議会改革に取り組んできている草津市議会の信頼・信用を大きく失墜させるものであり、断じて許されるものではない。
よって、今回の発言は、単に一議員の問題としてではなく草津市議会として看過できない重大な問題であると受け止めており、宇野房子議員に対し、問責の決議をするものである。
以上決議する。
平成24年10月2日
滋賀県草津市議会議長 清水 正樹
議長 | お諮りいたします。本件について宇野房子議員より弁明をしたい旨の申し出があります。これを許可することにご異議ございませんか。 ご異議なしと認めます。よって、一身上の弁明を許可することといたします。 宇野房子議員の入場を求めます。 それでは11番宇野房子議員にも申しあげます。一身上の弁明が許可されましたので発言を許します。宇野議員。 |
宇野 | はい。 弁明の機会をいただきましてありがとうございます、私の思いを述べさせていただきたいと存じます。 教育委員の任命権者は市長です。前教育委員長の辞任については、市長に最終的な責任を問うことに併せ、承認をした議会としてもなぜ、辞任に至ったのかを確認することは極めて大事であると思っています。 そこで、今回の質問をいたしました。 一般質問当日には、議場へは前教育委員長の招致ができないということから、前教育委員長の書面の内容を正確に伝えるために、私の言葉に変えることにより内容を歪曲しないためにまた、書面は後に残る前教育長の証拠物件としても扱えることでもありますことから本人の了承を得て書面を読みました。 ということで誤解を招いたことになりましてご迷惑をおかけいたしました点につきましては反省をし改めさせていただきます。 人権問題を葬らないよう個人の問題としていいものかどうか、7月31日の定例教育委員会の発言から疑問を持ちました。 人権問題は発生は個人のことから起こる場合が多くありますが、そこに行政機関や職場時には地域の抱える全体の問題としてとらまえなければならない事が極めて多いものであり、克服すべき課題があるのではないかと思って質問をさせていただきました経緯がございます。 質問の途中に、個人の信教のことを質問するような問い方をいたしましたことから、議長から内容確認で止められたことはありましたが、これについては、私の問い方に問題があったと思いますが、無事に終えさせていただきましてありがとうございます。 議会が承認した教育委員の辞任という、ことの重大さを認識した私が、人権問題が含まれているということを認識し議員の使命と責任を感じて、私の意志でどなたからの依頼を受けることなく、教育委員会における人権問題の解明のアプローチをいたしましたが、今回聞く人にはわかりにくかったことや伝えきれないままに終わった部分もありますので、今後は議会における質問については細心の注意を払いながら検証の方法について反省し、改めていきたいと思います。 最後に草津市議会のホームページにおける一般質問の録画の掲載は当初は削除するといわれてまいりました部分も含めて、現在掲載中です。 これには関係者の皆さまのご配慮をいただきありがとうございます。 私は現在の教育をめぐるいじめなどをはじめとする、諸課題の解決に向けて、 |
議長 | 途中ですけれど、宇野議員弁明は簡潔明瞭にお願いします。 |
宇野 | はい。今後とも、関係者の皆さまとともに教育行政にかかわって尽くしたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 本日は弁明の機会をいただきまして本当にありがとうございました。 |
議長 | 宇野房子議員の弁明を終結いたします。退席を求めます。 |