草津市議会議員 宇野ふさ子
宇野ふさ子のブログ ふさ子日記
日々の活動を記録しています
議会の記録
市議会報告 平成22年12月定例会 一般質問
職場での旧姓等の使用について
宇野 職場での旧姓等の使用についてお伺いいたしますが、姓は法律的に氏(ウジ)と申しますが、皆さん通常姓をお使いですので質問の中では氏(ウジ)を姓という言葉で使わせていただきます。
今の世紀は人権と環境の世紀であると皆さんが周知されているところです。姓は人格権にかかわる内容の一つであり個人の持つ個性と能力を発揮できる職場環境整備には、草津市が社会の模範となれる位置づけが必要であって、このことが社会への啓発につながり、意識改革の手本になれると考えています。草津市では誰もが暮らしやすい人権尊重のまちへ取り組んでいるところです。
職場で旧姓使用を認められないことで、私的な情報が本人の意図に反して職場内で知れわたる場合があるかもしれません。例えば結婚や離婚等繰り返すお方があるかもしれません。その私的な情報が1人走りするかもしれませんが、市職員さんの姓の使用に関しての質問を行います。市職員さんが姓の使用について変更、旧姓使用のご希望を職員課等へ相談をされた事実はありませんでしたか。
答弁 過去に職員課に旧姓使用に関する相談は1〜2件程度あったと聞いております。
宇野 それは何年前のことでしたか。
答弁 手元には具体的にはいつごろか年次は持ち合わせておりませんが、1〜2件あったと聞いております。
宇野 その時の対応はどのようなことをされたのでしょうか。
答弁 その当時旧姓使用するということは、仕組みがございませんでした。旧姓使用の考え方で整理をした時には、戸籍上の姓と、旧姓と変わる場合があるので、一定仕事の中でも人事管理システム上にもですね、二つの姓を使うのが可能かどうかの課題とか、幾つかの課題があってですね、今日まで旧姓使用についての制度整備をしてこなかったのが実体です。
宇野 姓を変更した時は届けるのは当然ですが、旧姓の使用の希望をかなえるには要綱が必要だと思いますが、草津市には存在しないということを職員課でお伺いしていますが、国の申し合わせではすでに平成13年10月から、県の知事部局、教育委員会でも実施され、他市(6市)でも、甲賀広域行政職員組合でも実施されていますが、旧姓使用の実施に向けての要綱の作成を検討されるお積りはございませんのでしょうか。
答弁 今日まではそういった幾つかの課題がございましたので制度整備には至ってこなかったところです。しかしながら今後の予定ですが、来年度中に予定たしております人事管理システムの変更も予定いたしておりまして、これを機に、職員が婚姻等により改姓した場合、当該職員が婚姻等をする前の姓で築いてきた職務上の実績、人間関係、信頼関係等が損なわれたり、途切れたりするというような不都合が生ずることのないように職員が互いの個性が尊重され、また能力を一層発揮できる職場環境とするためにも、国家公務員やその他の自治体の例も参考にしながら、法令等に抵触するおそれがなく、職務遂行上また事務処理上、特に支障が無いと認められる文書等については旧姓を使用できるよう、旧姓使用の責務も含めた要綱整備の検討をいたします。
宇野 以前に他市の資料を取り寄せて、考えられた方がおいでのようでしたが、異動で立ち消えることのないように、3月で異動されるかもしれませんが、今の取り組みを進めていただきますように、・・そして、他の団体さんでは1パーセント以上の方が旧姓使用をなさっておられます他市では、僅かの方でも旧姓を使いたい自分の姓に愛着があるなど色んな思いがいかされる働き安い環境づくりをしていただくには、進めていただきたいのでよろしくお願いします。
これからの草津市の教育について教育委員長に問う
宇野 本日はお忙しいところを公文教育委員長様にお運びいただきましてありがとうございます。
県や他市では委員長が常に座られるところもありますが、草津市では常にお座りいただいておりませんので、お忙しいところご面倒ですが私が要請をさせていただきましたところ議長からの要請で、今ここにお座りいただきました。先日の初めての教育委員会を傍聴させていただきました折には公文様は「初めての教育委員長であり滞りなく進めたい」と言うご挨拶から始まりました。
教育委員会は学校教育をはじめ草津市のあらゆる教育分野にかかわる独立した教育行政機関であると認識していますが、これからの教育委員会の運営について又、学校教育に関してもどのようなお考えをお持ちなのか、今、インターネットでも中継をご覧になる市民の方々に始めて公文様にお目にかかる方もおられると思います。初心を含めて私の質問によろしくお願いたします。
答弁 私は保護者代表として教育委員になりまして3年余りが立ちますが、保護者や市民の皆さまからの教育委員会に寄せられる期待が非常に高いことを実感しております。これからの教育委員会の運営についてですが、2年前から公募による新しい教育委員をお迎えし委員会でいろいろと議論を重ねました。「教育振興基本計画」や、「学力向上プログラム」の策定、あるいは「教育委員会事務局の点検および評価」を実施してまいりました。
また、定例教育委員会とは別に毎月、「協議会」を開催し広範な議論や情報交換を行い、その時々の教育的課題に関する問題意識を深めると共に、事務局との共通認識を図ってまいりました。更に実際の教育現場に直に接するため幼稚園や学校の訪問の機会を増やすとともに、管理職だけでなく、生徒や地域ボランティアの方々との懇談の機会を持ってきました。
今後も引続き、こうした流れをおし進め教育委員会の活性化を図ると共に教育委員会と事務局が、教育現場との連携を深めながら、教育振興基本計画の諸施策を着実に実施し「子どもが輝く教育のまち・出会いと学びのまち・くさつ」の実現を目指してまいりたいと考えております。
学校教育についてですが、私が多くの幼稚園と小学校を訪れる中で、子どもたちや教職員が日々一生懸命に取り組んでいる姿に出会うことができました。そこで思うことは、「学校」は子どもたちにとってかけがえのない生活の場であるということです。また、先生方が子どもたちや保護者市民から信頼され、尊敬される学校にしていくことが大切だと思います。そういう学校教育が実現されるように、子どもたちや先生方の頑張りを積極的に発信し、学校現場や地域の方々とともに力を尽くしてまいりたいと考えております。
宇野 先ほど私が教育委員会は独立したものだと申し上げましたが、僭越なことをお尋ねいたします。市長部局と教育委員会は市長が変わって教育がその年によって変わるのはおかしいことや、市長の期間によって変わるのはおかしいことだと思います。教育委員会が独立していることでありますが、市長部局のポジションにしますと、教育委員長さんはどのお立場にあるとお考えになっておられますか。
答弁 ・・・・・・・
宇野 難しゅうございますか。質問を換えさせていただきます。
答弁 ・・・・・・・
宇野 議会後の報告は 各議員の質問の内容を一覧表にして出されておりますが、それは通告文に対する僅かの答弁が、書いているだけなのですが、教育委員さんは議会の中での質問をどういう風にしてもっと深く知るというか情報を得ておられますか。他の方々のことも公文様も含めてどんな風にして議会の中身を把握されておられますか。
答弁 HPを見させていただいたり職員と話をさせていただいたり,傍聴に来させていただいたりという努力は一応いたしております。
議長 (事務局からメモを議長に渡されてからの議長発言になりました)
只今の質問は通告範囲をこえているので・・
宇野 はい、承知いたしました。失礼いたしました。
教育委員会の透明性の向上と公開性の保持についてですが、ご所見をお伺います。
答弁 先日、徳島市で開催された「全国市町村教育委員会研究協議会」に参加いたしました。その中で、文科省より平成21年の「教育委員会の現状に関する調査についての報告がありました。」全国で、教育委員の公募制を導入している都市は22年3月1日現在、全国で2.2パーセントであり、滋賀県では草津の他1町のみであるとのことでした。また議事録公開は市町村では42.7パーセント教育委員会活動状況の点検・評価のHPの公開は48.4パーセント、とのことでした。本市教育委員会ではいずれもすでに公開しており一定の透明性、公開性は確保できていると意を強くしたところでございます。今後も引続き、より一層の透明性の向上と公開性の保持に向けて、取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
宇野 公開につきまして、教科書について非公開とされました。その時に7月の教育委員会で、発議は宮地課長からでしたが、それに関して9月議会で発議は、地方教育行政組織及び運営に関する法律の中から部長から答弁をいただきました。人事に関する事件その他の事件について、委員長又は委員の発議によりというご答弁をいただいておるのですが、この辺に関してはお座りでございましたが、いかがお考えでしょうか。委員長とされまして・・・
議長 (ここでも事務局のメモが議長に渡り手に持ちながらの議長発言です)
内容的にですね、申し上げましたとおり質問の範囲が超えているということであるので答弁については、通告の中に無いので控えていただきたいのですが・・
宇野 公開性ということに関しての前回の議会で質問をしました内容をもう一度関連で入らせていただいていますが、これが議長のお許しをいただけないのであれば次回に別の場でお尋ねをさせていただきます。
審議会等の透明性向上と公開性の確保について
宇野 今、近年さかんに見える化・可視化の言葉がよく目に触れるようになりましたが、透明な運営には公開の機能の如何により、市民のみなさまの信頼を得られるか否かにもつながりますし、上手く機能すれば市民の皆さまとの信頼が強固なものになると思います。そのためには更に、どのように取り組んでいくのかを問われているように認識しております。
草津市の多くの計画策定を進める中で、審査会、調査会、その他調停、審査、諮問又は調査の機関が設けられています。審議会等の会議の公開に関する指針が9月10日に策定されております。委員の責任ある発言はどなたも同じであり、情報公開では審議過程を透明にすることに大きな意義があると思っております。委員として務めるには教育委員会の中でもおっしゃった方がおられましたが、公開されることはご理解していただき、社会人としましては申すまでもありません。今草津市が進める透明性を高め公平性の確保を維持するための開催側の詳細なルールがなぜ今まで無かったのか、疑問を持っていますのでルール化の必要性から質問いたします。
積極的な公開に対する姿勢についてですが、13万人近くになろうとする人口では、僅か5人とか10人しか傍聴に入れません。定員より増えた時、部屋を変えて傍聴者を受けいれることもなくお断りになりますし、椅子を増やせば入れるのにと思うことがあります。資料の準備の都合で制限するなど聞きますが、資料は不足なときは二人で見ることも可能で、公開を積極的に進めようとされているかどうか読み取ることができかねますがご所見を伺います。
答弁 積極的な公開に対する姿勢についてでございますが、審議会を公開することの趣旨は、審議会での決定事項、特に決定に至る過程での透明性の向上と公平性の確保を目的とするものです。審議会の会議の公開に関する指針では、傍聴者の定員を5名以上確保することとしており、傍聴の定員を超える傍聴がおられる場合は、臨機応変な対応が必要と考えます、しかしながら、一方で、傍聴に来られた方への公正・公平な対応も求められますので、会場の設定、会議資料の準備等々もあり、一概には同じ対応を取れない場合もございますが、可能な限り引続き積極的な公開に努めてまいりたいと考えております。
宇野 審議会等終了後に会議録が掲載されるまでの期間は公開に関する指針では約一ヶ月以内とありますが、それ以上のところがあります。一ヶ月以内に出せるところはどのくらいあるのか把握さていますか。
答弁 市民への報告ですが、指針では会議結果の公表を開催後概ね一ヶ月以内に行うこととしており、所管課において適切に対応しているものと考えております。
このことから、それぞれの会議が終了してから会議録が公開されるまでの状況については把握いたしておりませんが、議員ご指摘の点もふまえて改めて審議会の公開に関する指針の周知を図ってまいります。
宇野 スピーディーに出していただくには職員さんのご負担が大きいかと思いますが、テープおこしは外に出しておられるとか、ITは詳しく分かりませんが、テープおこしのソフトがあるやとも聞いていますので、ご検討もいただき記録があって、その次の審議会で踏まえていくものを思いますので、極力早くお出しいただくご努力をお願いいたしたいと思います。
会議録には発言者の氏名の掲載があるなしや概要のみのものとか、決定事項、会議時間内の全文公開など全庁的に統一されているようには見えていませんが、本来議事録は情報公開の向上を図るのであれば、一番正確な全文、もしくはテープの公開をされることが審議過程を示すものには適切と思います。記録は根幹に関わるものであり、広く内容を報告するのにはどのようなお考えをお持ちになっておられますか。
答弁 会議結果の公表については、指針では会議の行われた日時、場所、出席者、議題、議事の概要等を公表することとしております。行政に求められる説明責任とは、政策過程での段階において行われる意思決定をその時々に適切な形で公開することにあると考えておりますことから、審議会等で論議された内容と結果につきましては、内容の見易さ、分かりやすさにも配慮し、議論の概要とその結果をまとめたものを適時、適切に公表することが望ましいと考えております。
宇野 正確性を問うためには、メモリー・録音をしていただいておりますが、録音テープについてですが、テープを聞きながら起されるのですが、そのまま残っているのが正当なのですが、先日教育委員会の始まった時に、前回の記録を確認されました時に「異議あり」という言葉が出まして再度テープお越しをされることになりましたが(教育委員長に向かって)これはご確認いただけますね・・という場がありましたので、やはりそのテープをきちっと残すということは大事なことですので、改ざんとはいわなくとも草津市の諮問している機関が、きちっと正しいことを残すことを十分ご検討いただき周知していただきたいと思います。
録音防止についてですが事務局は記録のために録音をされておりますが、それ以外の部屋にいる人や、退場を命ぜられた方の録音防止の管理は如何されていますか。
答弁 録音防止についてですが指針では、傍聴者に遵守いただくべき事項といたしまして録音の禁止を規定しています。このことから各審議会等では傍聴に関する規則等で傍聴に当たっての禁止事項を明記し入室いただく前に周知をしているところです。勿論関係者に置いてもその様に周知しておるところです。
宇野 もしも傍聴(訂正 録音)されているのが通報なりで分かった場合の初動対応はどのように考えておられますか。
答弁 勿論傍聴いただく事項をお守りいただけないことですので、退出いただくなり録音をしていただいた場合はその録音物の処分という形を第三者の立会いを求めて確認することが必要であるという風に考えます。
宇野 その、処理、破棄、削除ですが、どういう風な手順で、実際にやる時には・・
答弁 個々の事例によるかと思いますが、最近は電子媒体が多ございますので正しく消せたかどうかの確認も先ほど申しましたように誰か立会いの下で確認する方法が望ましいと思います。
宇野 私がなぜこのように申しますかといいますと、すでにご存知だと思いますが、傍聴しました折に、退場をしなければならない委員さんの机の上にメモリーがおいてありましたのを見ていましたが、スウィッチが入っているかどうか分からずに次の出先に行かなくてはなりませんので、膳所へ・・JRおりてから電話で担当課へ知らせました。その後の対応は、電話で「スウィッチをいれていませんでしたか」と聞かれましたら、正直に「録音していました」というお答えでしたが、それから後消すまでに時間がかかっておりますので、もしかしたらダビングされておられないかということを思います。議事録は後で出ますものの、そのようなことがあったということは、今後防いでいただきたいのですが、その辺に関してはどのような対応をお考えでしょうか。
答弁 只今の事例については、翌日議員の方から総務課の方へ申し出があったと報告を受けております。その事例につきましてはあってはならないこと、してはならないことをしていたわけでございまして、勿論その所管課におけます事務局が迅速な対応をすべきであったと、反省点であると思います。
宇野 反省点と受け取っていただきましたので、今後審議会、懇話会等がございますのでこのようなことがないようにお進めいただき正しく議事録は残していただきたきますことをお願いいたします。私は審議会等に関しては透明性公開性更には、大変申し訳けございませんが形骸化にならないようにと、何度も審議会等に関しては、繰り返して質問をさせていただいてきております。
市長も不透明な審議会等の整理はマニュフェストに多分掲げておられていたと思いますので、草津市の総合計画初め全ての計画の中には、諮問の機関がありますので、これは草津市の運営の根幹にかかわることでありますので、きちっと民主的にこの機関が機能いたしますことをお願いいたしたいと思います。
最後に申し上げたいと思いますが、関連で質問させていただきました中でご批判の声が後ろから聞こえておりました。反省を踏まえまして、次の議会に臨ませていただこうと思いますが、どの辺までが関連で、最質問に入らせていただくものなのか、もう一度考えさせていただきまして次の議会には心あらたに登壇させていただきたいと思います。本日はありがとうございました。
草津市議会議員 宇野 房子 [住所] 滋賀県草津市矢倉1−2−45
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